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自己破産して良くなる人と悪くなる人



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自己破産とは裁判所を介して借金の支払い義務を免除してもらう手続きを意味しますが、まず、自己破産にはメリットとデメリットがあることを知らなければなりません。
また、自己破産により借金の支払い義務を免除してもらう代わりに、いくつかのペナルティーがあることも事実です。つまり、自己破産をした結果、良くなる人と悪くなる人がいることも現実です。
そこで、自己破産の現実をもう一度見直すことで、自己破産後の生き方を考えます。


自己破産とは何か?メリットとデメリット
https://news.nifty.com/article/item/neta/12101-32107/


決して収入の少ない人が自己破産に至る訳ではない

 

自己破産者を見ますと、決して収入の少ない人が自己破産に至る訳ではないことが解ります。つまり、収入が少ないから自己破産に至る訳ではなく、収入以上の支出を続けるから自己破産に至る訳です。したがって、多くの自己破産者は自分自身の収入と支出に無頓着で、以下の様な生活スタイルを持った人が多いことが特徴です。

①毎月の収入額は解っているが支出額は把握していない
自分の毎月の収入額を知らない人はいませんが、
毎月の支出額を正確に把握している人は意外に少ないものです。
つまり、その様な生活スタイルの人は家計簿も付けませんし、
今、現在、自分の財布の中にいくらあるかも解らない人が多いのです。
その結果、絶対に必要なものではない物も買っている訳で、
この様な生活スタイルでは絶対にお金が貯まる筈はありません。

②ショッピングで目的買いができない
無駄の無いショッピングとは必要な物だけを買うことに尽きますが、
お金が貯まらない人は目的の商品を買うだけでなく他の棚を見たり店内を1周し必要のないものを買ってしまいます。
その結果、家の中には必要の無い物が山の様に積まれますが、
貯金は全く無いということになります。

③「SALE」や「限定品」「新製品」という言葉に弱い
お金が貯まらない人に「SALE」が好きな人が多いことは間違いありません。
その様な人は「SALE」で買わないと損をすると思い込んでいますが、
お得といいながら不要な物を買ってしまうことになるのです。
何も買わなければ絶対に損をすることは無いのですが・・・
また、その様な人は人から誘われると断ることができない人が多いのです。
その結果、飲み食いショッピングなどの無駄使いが増えます。

④見栄っ張りの人
誰でも人間は他人から良く見られたいと思うものですが、
特に、見栄っ張りの人はお金がいくら有っても足りません。
本当のお金持ちは意外にケチが多いものですが、
お金の余裕が無い人ほど見栄を張りたがるものです。
日常の生活の中で見栄を張る場面は多いですが、
その様な見栄を捨てて生きられれば自然に無駄使いも減る筈です。


自己破産のメリットとデメリット

 

自己破産のメリットは、借金の返済が免除され借金生活から解放されることが最大のメリットです。また、借金から解放されることで精神的なプレッシャーからも解き放たれます。毎月、返済日が来ると胃が痛くなる様な生活からの解放です。
誰も自分を追い掛けて来ることは無いという安心感は、経験した人しか解らないかもしれません。

一方で自己破産のデメリット(ペナルティー)は主なものだけでも以下の通りです。
①官報に名前が載る
官報に自己破産者の名前が掲載されます。
ブラックリストに自己破産の記録が残る(信用情報に傷がつく)
個人信用情報機関に自己破産した旨が記録され少なくとも5年間は削除されないので、
その間はカードローンやクレジットカードは勿論のこと住宅ローンを組むこともできません。
③一時的に制限される職業がある
自己破産宣告から免責決定までの数ヶ月間の期間限定ですが、士業や取締役などの仕事を休業しなければなりません。

この様に自己破産のデメリット(ペナルティー)はいくつかありますが、自己破産の一番大きいデメリットは自己破産したことにより個人的な信用が無くなることです。
自己破産したことは官報に載りますが、官報を毎日読んでいる人は殆どいません。
つまり、自己破産したことを他人に言わなければ解る筈はないのですが、多くの場合は自己破産者自身が周囲の人に話すことで知られてしまう訳です。
その結果、自己破産者に対する周囲の目が変わり、そのことにより自己破産者は自信を無くすことになります。この目には見えないデメリットが自己破産の最大のデメリットではないでしょうか?


自己破産をきっかけに良くなる人

 

自己破産のメリットは何と言っても借金が免除され債権者から借金の取り立てを受けなくなることです。裁判所が自己破産を認め債務の免責を認めれば、借金の返済が免除され借金がチャラになります。その結果、債務者はこれまで続けていた毎月の借金返済から解放され、その資金を他の生活費に回すことができます。
つまり、それまで経済的に破たんしていた状態から家計が回る様になり生活の安定が期待できる様になりますから、これまでの生活をリセットして新たな生活を立て直すことができます。もともと、法的に自己破産手続を準備している背景には、この様な債務者の生活再建がある訳です。

そして、多くの自己破産者は自分が自己破産に至ったことを恥じて、その後は安定した生活を送ろうと決意します。つまり、上記の①~④の様な生活スタイルに戻ることの無い様、決意を固め新たな出直しの生活を頑張ることになります。
しかしながら、一部の自己破産者は借金が無くなった開放感に浸り、暫くすると上記の①~④の様な生活スタイルに逆戻りしてしまうのです。


自己破産しても立ち直れない人

 

裁判所から自己破産宣告を受け免責決定を受けると、全ての借金が免除され債権者から借金の取り立てを受けなくなります。この免責については以下の様に規定されています。「過去に自己破産で免責許可決定を受けたことがあり、その過去の免責許可決定確定の日から次回の免責許可申立ての日までに7年が経過していないこと」
つまり、一度、自己破産し免責を受けた人は、7年が経過していなければ二度目の免責を受けられません。逆に言えば前の免責から7年以上が経過すれば、再び自己破産し免責を受けることも可能なのです。

勿論、誰もが二度目の自己破産など望んでいませんが、二度目の自己破産に至る人は意外に少なくないのです。つまり、一度、自己破産しても立ち直れない人もいる訳ですが、その様な人の特徴として以下の様なことが考えられます。

①生活スタイルを変えられない
自己破産しても生活スタイルを変えることができず、自己破産後に直ぐに以前の浪費癖の生活に戻ってしまいます。

②自己破産した後の生活をリセットできない
自己破産の一番大きいデメリットは自己破産したことにより個人的な信用が無くなることと指摘しましたが、このことが重荷になり中々自己破産した後の生活をリセットできない人が多いのです。

自己破産しても立ち直れない人がいることは悲しい現実ですが、一人でも多くの自己破産者が自己破産後の生活をリセットし立ち直ることを願ってやみません。

 

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https://www.asahi.com/articles/ASL8Q62CML8QULFA01G.html