借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

ヤミ金利用など水面下の多重債務者は確実に増えている

金融庁によりますと多重債務者を消費者金融など5社以上から借り入れのある人と定義した場合、2018年3月末時点の多重債務者は8.6万人となり改正貸金業法が成立した2006年度以降、過去最少となったということです。
一方で個人信用情報機関の日本信用情報機構の発表によりますと、2017年2月時点で消費者金融など貸金業者2社以上から借金をしている債務者は全国に352万人もいるとのことです。つまり、多重債務者の定義によって多重債務者の数は大きく変動しますが、
加えてこれらの統計数字に表れないヤミ金利用の多重債務者もいます。
特に、最近は「ソフト闇金」と言われる新手の業者も登場している様で、最近のヤミ金の手口を探ります。


主婦もハマる「ソフト闇金」 狡猾な業者の狙いとは
http://news.livedoor.com/article/detail/14099217/


そもそも、ヤミ金とは?

 

そもそも、ヤミ金とは法律を守らない「闇の金融屋」を意味します。
昔から法律を守らないで行う商売をヤミ屋と呼び、例を上げるとヤミ医者・ヤミ弁護士・ヤミ探偵・ヤミ~とキリがありません。また、正規ではない流通商品をヤミ米などと呼ぶこともありますが、いずれにしても、ヤミ金・闇金とは融資に関する法律を守らない業者を意味します。
現在、銀行カードローンを取り扱う銀行は銀行法金融商品取引法で規制されていますし、消費者金融会社やクレジット会社などの貸金業者貸金業法で規制されています。
また、本来、貸金業者財務省都道府県に登録申請を行い許可を受けないと営業できません。さらに、銀行カードローンも貸金業者のカードローンも、利息制限法を守らなければなりません。利息制限法では元金10万円未満の上限金利は年率20.0%で、元金10万円以上100万円未満の上限金利は年率18.0%、元金100万円以上の上限金利は年率15.0%と決められています。

したがって、まず、ヤミ金は財務省都道府県への登録申請をせずに営業をしている業者で、しかも、貸金業法や利息制限法に則った営業もしていません。
つまり、財務省都道府県の規制を一切、無視し融資の適用金利も利息制限法が定める金利を大幅に上回る金利で貸し付けていますので、二重三重に法律を破って営業しているのがヤミ金なのです。もともと、現在の銀行カードローンや消費者金融会社のカードローンに適用されている年率15%~20%の金利も法外な高金利ですが、これを上回る金利となると借りた時点で借り手の破綻を招く様な金利と言わなければなりません。


ヤミ金は正規業者と何が違うのか?

 

しかしながら、最初からヤミ金業者と解っていれば誰も利用する人はいない筈ですので、最近のヤミ金業者は巧妙に正規の業者を装っている業者が殆どです。
そこで、ヤミ金業者は正規業者と何が違うのかということがポイントになってきます。
ヤミ金業者と正規業者の主な違いは以下の通りです。
①ヤミ金業者は事務所を持っていない
上記の様にヤミ金業者は無登録で法律を守らない金融業者ですから、当局の摘発を恐れて拠点を明確にしていませんのでヤミ金業者に事務所はありません。
②ヤミ金業者は固定電話を持っていない
したがって、ヤミ金業者は事務所もなく固定電話番号も持たずに携帯電話番号だけで営業をしていますので、「090金融」と呼ばれることもあります。
③インターネットで「ブラックOK」というキーワードで検索すれば出て来るのがヤミ金業者
一般的に銀行や消費者金融会社はブラックリストに載っている人には融資できませんが、ヤミ金業者は好んでブラックリストに載っている人に融資します。したがって、インターネットで「ブラックOK」というキーワードで検索すれば、簡単にヤミ金業者を見つけることができます。
④審査なしを強調している業者
通常、当局は銀行や消費者金融会社などの貸金業者に対して適正な審査を求めています。したがって、審査なしで即日融資など簡単にお金を借りることができるようなキャッチコピーを使っているところは、正規の消費者金融会社ではなくヤミ金業者だと思って間違いはありません。
金利10%以下・100%完全融資などと宣伝している業者
同様に正規の消費者金融会社では審査の上で適用金利と融資上限額が決まりますが、
審査をする前から金利10%以下・100%完全融資などと宣伝している業者はヤミ金業者に他なりません。上記の特徴を持つ貸金業者は間違いなくヤミ金業者ですからご注意を。


新手の「ソフト闇金」とは?

 

「ソフト闇金」はソフトとは言え基本的に無登録の違法業者ですから、従来のヤミ金と何ら変わるところはありません。しかしながら、「ソフト闇金」はヤミ金のような脅迫まがいの取り立てはなく、利用者に優しく接するスタイルをコンセプトにしています。
したがって、従来のヤミ金の様に近隣の住民に迷惑を掛けたり債務者の職場に押し掛けたりしませんので、トラブルに発展するケースが少ないという特徴があります。
ただ、行政へ賃金業としての登録を行っておらず違法な金利で貸し付けを行なっている賃金業者という意味ではヤミ金と同じで、トラブルが目に見えず沈静化する分、被害者が見えにくいとも言えます。
現在の「ソフト闇金」の経営者はヤミ金の経営から転業した人も多いと言われ、貸金業法が改正されたことをきっかけに形を変えて登場してきたのが「ソフト闇金」なのです。


「ソフト闇金」の悪質な手口で水面下の多重債務者は確実に増えている

 

「ソフト闇金」には以下のような特徴があります。
①一般の消費者金融会社では借入できない人を対象にしている
一般の消費者金融会社では借入できない人とは、ブラックリストに掲載されている人・総量規制を超えている人・自己破産や任意整理した人・専業主婦・定職の無い人などを意味します。「ソフト闇金」ではこれらの人を専門に貸し付けを行ないます。
②利用者にソフトで親身な対応をする
従来のヤミ金とは違い「ソフト闇金」は返済が遅れそうな場合に少し融通を効かせてくれたり、取り立てが厳しくないという特徴があります。
③ソフトだが金利は高金利で貸付を行っている
年利20%を超える貸付金利刑事罰の対象ですが、「ソフト闇金」の適用金利は遥かに法定金利を超えています。ただ、年利20%の法定金利を意識して10日間で利息20%などという表示を使っていますが、実質的には法定金利の36倍に達する違法金利です。
④「ソフト闇金」は業者間で顧客を紹介し合う
「ソフト闇金」は業者同士で横のつながりがあることが多く、A社に返済できないと分かるとB社に利用者の個人情報を渡しB社からお金を借りさせて返済に充てるという手口も少なくありません。利用者から見ると「ソフト闇金」のアリ地獄に落ちた形です。
この様な「ソフト闇金」の悪質な手口で目に見えない瀕死の多重債務者が増えており、
金融庁が言う様な改正貸金業法が成立した2006年度以降で多重債務者が過去最少になったという事実は、債務問題のほんの一部分を見たに過ぎないバイアスデータなのです。


ヤミ金で借りたお金は返済する必要はない

 

ヤミ金であれ「ソフト闇金」であれ相手が無登録の違法業者の場合は、借りたお金は一切、返済する必要はありません。無登録の違法業者との契約は絶対的に無効で、返済をしてしまった場合は返済したお金を取り戻す権利が発生します。
ただ、先方は何度もヤミ金の看板を掛け変えて営業してきた海千山千の業者ですから、
個人で業者と対抗するのは無理があります。
そこで、お奨めできるのはヤミ金や「ソフト闇金」専門の弁護士事務所や司法書士事務所です。これらのヤミ金や「ソフト闇金」専門の弁護士事務所や司法書士事務所に相談しながら、警察にも相談すると良いでしょう。
ヤミ金や「ソフト闇金」専門の弁護士事務所や司法書士事務所はネット検索で簡単に見つけることができます。
現在、毎月の返済に窮している多重債務者ですが、ヤミ金や「ソフト闇金」専門の弁護士事務所や司法書士事務所に相談すれば支払ったお金が戻ることも夢ではありません。

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