借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

融資がダメ・国債運用がダメ・カードローンがダメの銀行が次に狙う商品

銀行の収益が右肩下がりで悪化しています。
長引くゼロ金利政策の影響と企業の金余りで融資は伸びず、日銀が3分の1を買い占める国債相場は値が付かない日が増えて運用どころではありません。
また、銀行が最後の収益の柱と期待してきたカードローン分野は不良債権が増え続け、
カードローンの返済を保証するノンバンク大手3保証会社の貸倒関連費用は約1400億円と前年度から13%も増え6年ぶりの高水準です。それらのノンバンク大手保証会社はメガバンク3行のフィナンシャルグループの傘下に入っています。
つまり、銀行経営を支えてきた3本柱がことごとくダメになりかけており、身から出た錆とはいえ銀行経営を維持するのが困難な局面です。その様な中でも銀行は貪欲に収益を追い求めて行く筈ですが、銀行が次に狙う金融商品は何なのでしょうか?
消費者目線では絶対に買ってはいけない金融商品の実態をお知らせします。


夏のボーナスでダメ投信や保険は絶対買うな
いまや金融マンは腹ぺこで危険なオオカミだ
https://toyokeizai.net/articles/-/226360


不良債権の山となりつつある銀行カードローン

 

当欄でも銀行カードローンについては、その営業姿勢の悪質性や貸金業法を骨抜きにする営業実態について度々、指摘してきました。
しかしながら、銀行も証券会社も儲かっている間は「イケイケどんどん」で、行き着くところまで行かないと止まれないのが我が国の金融機関の実態です。
銀行カードローンについても然りで増える不良債権をしり目に、銀行間や支店間で融資競争が繰り広げられ営業現場ではクレジットポイントが劣る顧客への審査を許してきました。つまり、将来、カードローンの不良債権がある程度、増えることは想定内だった訳です。
しかしながら、ここに来てノンバンク大手3保証会社の貸倒関連費用は約1400億円と前年度から13%も増えており、メガバンク3行は慌てて営業現場に審査のハードルを高くする指示を出している筈です。一方で、不良債権化したカードローン債権は簡単には減りません。これから銀行は長く辛いカードローン不良債権の処理を続けていくことになるのです。それでも体力があるメガバンクはまだましですが、特に危ないのが体力が無い地方銀行なのです。


銀行の金庫はお金が一杯

 

一方で現在の銀行の金庫にはお金が一杯です。
特に、メガバンク3行は実質ゼロ金利でいくらでもキャッシュを調達することができます。また、ゼロ金利と解っていながら個人の資金は銀行預金から離れません。
ゼロ金利でも安全性を重視した資金が銀行預金から離れないからで、もともと、タンス預金が多い日本ならではの現象と考えられます。その結果、銀行の金庫はお金が一杯なのです。
しかしながら、現在の銀行業務は融資は伸びず国債相場は値が付かない有様で、これまで唯一儲かる銀行カードローン分野に傾注してきた訳です。 ところが、過剰融資で頼みの綱のカードローン分野が無くなると、今後、銀行業務で大きな収益を見込める分野が無くなります。そんな中で銀行が収益を狙える数少ない分野は証券分野と保険分野で、中でも投資信託の販売と貯蓄性の高い保険の販売しかありません。


銀行が狙う商品は投資信託と保険しかない

 

もともと、投資信託も保険も売手の銀行にとっては儲かる商品です。
現在、投資信託の手数料は販売手数料が3%程度で年に1度、信託報酬として1.5%程度が銀行と運用会社に入ります。したがって、1年目だけをみますと銀行に入る手数料は3%+0.75%=3.75%とべらぼうです。この料率は住宅ローンの儲けよりも遥かに高くカードローンの粗利に匹敵する料率です。
保険の販売手数料も似たり寄ったりで、これらを支払うのは他でもない顧客なのです。
つまり、銀行が販売する投資信託や保険は、それらの中でも最も手数料が高い商品となっています。
現在、業界では投資信託の改革が密かに進んでおり、最も先進的な投資信託の販売手数料はゼロで信託報酬も1%以下です。つまり、投資信託の中でも最も時代遅れの商品を銀行が取り扱っている訳で、販売手数料がゼロで信託報酬も1%以下の最も先進的な投資信託は、銀行や証券会社などの販売会社を経由せずに自社販売を行なっています。
それらの販売ルートを経由しなくても投資家の口コミで売れるからに他なりません。
保険商品もしかりで証券会社も保険会社も良い商品は自社販売し、時代遅れの商品を銀行に回しているのです。
したがって、間違っても銀行で投資信託や保険を買っては駄目で、この様な時代遅れの商品は運用成績も悪いと相場は決まっています。くれぐれも、今年の夏のボーナスで銀行で販売している投資信託や保険を買うことの無い様にしたいものです。

史上最強の金融庁長官 森氏の退任について考えること
https://www.financepensionrealestate.work/entry/2018/06/25/202807