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もし、貴方がカードのブラックリストに載ってしまったとしたら?



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カードローンの返済やクレジットカードの支払いが遅れるとブラックリストに載ると言われますが、実際問題としてどの程度の遅れでブラックリストに載るのでしょうか?
また、ブラックリストに載ってしまった場合はどうするべきでしょうか?
何か対策があるのでしょうか?現実的なブラックリスト対策を考えます。


クレジットカード、ブラックリスト入りの原因と消し方
https://news.mynavi.jp/article/20180418-612241/


カードローンやクレジットカードのブラックリストとは何か?

 

一般的に使われているブラックリストという表現は非常に曖昧な使われ方をしていますが、いわゆるブラックな人を載せたリストがある訳ではありません。
カードローンやクレジットカードの申し込みに於いて銀行や消費者金融会社やクレジットカード会社は審査を行ないますが、審査をするために様々な個人情報が必要となります。通常、各金融機関や各業者は自社内にそれらの個人情報を蓄積しています。
例えば、ローンやクレジットカード等の契約内容とその返済状況の履歴などの取引情報、申し込み者が各金融機関や各業者を利用した日やローンやクレジットカード等の申込み・契約の内容等などの申し込み情報です。

最近はそれらの情報を個人別にまとめ、クレジットヒストリーやクレジットスコアとして保存しています。クレジットヒストリーは上記の履歴を時系列でまとめたもので、
クレジットスコアはクレジットヒストリーを元に機械的に計算し偏差値にしたもので個人の信用力を数値で格付けする訳です。
しかしながら、それらの自社内の情報をいくら蓄積しても他社の情報も含めて見ないと、申し込み者の全体的な信用情報を掴むことはできません。
そこで、一般的に業界横断的に個人情報を網羅したものを個人信用情報機関に集めた訳です。そして、それらの情報の中で審査に悪い影響を与える情報をブラックリストと呼ぶ様になりました。


個人信用情報機関とは?

 

現在、個人の信用情報を業界横断的に集めるために、以下の3つの個人信用情報機関が設立されています。全国銀行個人信用情報センター(KSC)は名称からも解る様に、消費者信用の円滑化等を図るために一般社団法人全国銀行協会が設置・運営している個人信用情報機関です。ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録し、全国銀行協会会員の与信取引上の判断のための参考資料として情報を提供しています。
全国銀行協会会員は同センターを利用することにより、消費者等への過剰貸付(多重債務)の防止や審査事務の迅速化を図っています。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)の会員資格は、銀行または法令によって銀行と同一視される金融機関・政府関係金融機関・信用保証協会・個人に関する与信業務を営む法人に与えられています。つまり、全国銀行個人信用情報センター(KSC)は銀行等に対して、個人の信用情報を提供し与信取引上の判断のための参考資料を提供しています。

2つ目はクレジット会社の共同出資により昭和59年に設立された株式会社シー・アイ・シー(CIC)です。株式会社シー・アイ・シー(CIC)は主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関で、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の指定信用情報機関です。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)の株主は全国の主要クレジット会社など41社で、 主な事業内容は消費者信用取引に係る信用情報の収集・管理・提供・開示となっています。 会員業種は信販会社・百貨店・専門店会・流通系クレジット会社・銀行系クレジットカード会社・家電メーカー系クレジット会社・自動車メーカー系クレジット会社・リース会社・保険会社・保証会社・銀行・農協・労働金庫消費者金融会社・携帯電話会社などとなっています。
つまり、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の会員である銀行・農協・労働金庫なども株式会社シー・アイ・シー(CIC)の会員となっています。

3つ目は貸金業法に基づく指定信用情報機関として内閣総理大臣による指定を受けている株式会社日本信用情報機構(JICC)です。主に貸金業法で規制される消費者金融会社・クレジット会社に対する情報サービスを目指して設立されましたが、現在では消費者信用市場にかかわる全業種に対応した唯一の信用情報機関として消費者金融会社・クレジット会社をはじめ金融機関や保証会社等が入会しています。
株式会社日本信用情報機構(JICC)の加盟会員の業態としては、信販会社・消費者金融会社・流通系・銀行系・メーカー系カード会社・金融機関・保証会社・リース会社などとなっています。


ブラックリストに載る具体的な理由とは何か?

 

延滞
ブラックリストに載る具体的な理由の1つ目は延滞です。
カードローンやクレジットカードの約定日(支払日・口座引落日など)迄に正しく支払が行われない場合、遅延情報が金融機関や貸金業者に個人延滞情報として記録されます。ただし、金融機関や貸金業者にもよりますが、口座引落日に引き落としができなかった程度の延滞は記録されない場合もあります。
通常、1週間程度の延滞が認められた場合は金融機関や貸金業者の個人延滞情報として記録されることになります。つまり、自社の顧客の個人延滞情報として記録される訳です。そして、通常、61日間延滞が解消されなかった場合に個人信用情報機関に通知され記録されます。この情報を事故・異動情報と呼びいわゆるブラックリスト入りと言うことになります。同様の支払遅延が複数回発生するとその都度、登録されることは言うまでもありません。

債務整理手続
ブラックリストに載る具体的な理由の2つ目は債務整理手続です。
任意整理・特定調停・個人再生・自己破産の債務整理手続を行なった場合、個人信用情報機関にその旨が通知され情報が記録されます。ただし、過払い金請求は各銀行や業者内の情報として処理され、個人信用情報機関にその旨が通知され情報が記録されることはありません。

短期間に複数の申込を繰り返す行為
ブラックリストに載る具体的な理由の3つ目は短期間に複数の申込を繰り返す行為です。信用情報機関によって異なりますが直近3か月~1年程度の期間において、クレジットカード・ショッピングクレジットやノンバンク(消費者金融を含む)・金融機関によるカードローンの申込を繰り返している場合は審査が否決となる場合が多いと言えます。この様な履歴(申込情報)が複数、特に一時期に集中している場合は、いわゆる「借り逃げの恐れ」と判断されて審査が否決となる場合が多く個人信用情報機関にその旨が通知され情報が記録されることになります。なお、6ヶ月が過ぎれば申込・照会情報は抹消されます。

貸金業法の総量規制を超えた貸し付け
カードローンの借入記録がある場合で借入額が申告年収と比べて多い場合、または、申込時に書いた借入(申告)額と個人信用情報機関に登録されている借入額が大きく異なる(虚偽申告の虞)場合です。さらに、他社の借り入れ件数や金額が過剰にある場合は個人信用情報機関にその旨が通知され情報が記録されることになります。


何年間ブラックリストに載った状態が続くのか?

 

上記の理由によりブラックリストに載った場合、何年間ブラックリストに載った状態が続くのでしょうか?通常、ブラックリストに載る期間は以下の通りとされています。
ただし、各金融機関や業者の判断によるところが大きいのと、債務整理手続を行なった金融機関はさらに長期間、ブラックリストに載せたままの状態が続くと考えられます。

3ヶ月の延滞 5年
任意整理   5年
特定調停   5年
自己破産  10年以内
個人再生  10年以内
過払い金請求 載らない


ブラックリストに載った後の対策

 

それではブラックリストに載ってしまった後の対策はあるのでしょうか?
まず、対策の1つ目と言えることは上記の事項を正しく理解することです。
「どうしてブラックリストに載ってしまったのか」や「何年間ブラックリストに載った状態が続くのか」が解れば対策が打てるからです。例えば、住宅ローンやカーローンなどの新たなニーズが出た時は、ブラックリストから除外されるまで待って申し込みするしかありません。上記の期間で全ての金融機関や業者の審査をパスできる訳ではありませんが、少なくとも期間前よりは後の方が審査をパスする確率が高まります。

また、任意整理・特定調停・個人再生・自己破産などの債務整理手続を行なった金融機関や業者は、上記の期間が明けても審査をパスできないケースが目立ちます。
個人信用情報機関ブラックリストから除外されても各金融機関や業者のブラックリストからは除外されないからです。
さらに、クレジットカードの申し込みについては、スーパー・デパートなどの流通系のクレジットカードや電鉄系のクレジットカードは審査のハードルが低いと言えます。
これらのクレジットカードはショッピングの枠が低額の場合が多いので、債務整理手続をして3年後に審査をパスできる場合もあるということです。
加えてカードローンについてはネット銀行のカードローン審査は独自の基準で行っている場合が出て来ており、10万円~30万円程度の低額キャッシングについては上記の限りではありません。ただし、一度、ブラックリストに載った経験のある人は生涯、現金決済を選ぶ方が無難であることは間違いありません。


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http://shakkin.006u.biz/archives/2364