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日本人のクレジットカードが増えない理由



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昔から日本人は現金を好む傾向が強いと言われていますが、2015年の個人消費における現金の利用は約49.5%と言われています。つまり、半数の人は現金を使っていますが、残りの半数の人は振り込みやクレジットカードや電子マネーを使っています。
また、国際的に見ると日本は現金を使う傾向が強いと言われますが、アメリカやイギリスはどうなっているのでしょうか。アメリカやイギリスと比較しながら今後の決済方法について考えます。


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日本・アメリカ・イギリスの決済方法の現状

 

日本生命の調査によりますと日本人の2015年の個人消費における現金の利用は49.5%で、個人消費の半分以上が現金を用いない資金決済で行われるようになっています。
ちなみに、2011年の現金決済の割合は56.0%でしたので、キャッシュレス決済の割合が徐々に拡大していることになります。2015年の現金決済以外の決済方法としては銀行振込が24.0%・クレジットカードが12.1%・電子マネーが2.2%となっています。

同様に2015年の米国における個人消費の現金決済の割合は16.7%で日本の3分の1となっており、クレジットカード29.6%・デビットカード24.5%の利用が一般的となっています。つまり、クレジットカード29.6%とデビットカードの決済額は全体の50%以上を占めていますが、それらに続くのは振込決済の14.6%で電子マネーはその他の中に含まれ不明となっています。

一方、2015年のイギリスにおける個人消費の現金決済の割合は45.2%で、以下、デビットカード26.6%・振込決済17.3%・クレジットカード6.7%となっています。
つまり、イギリスでは現金決済が多いのは日本と似ていますが、日本では殆ど普及していないデビットカードが26.6%と多くなっています。また、3ヵ国に共通するのはパソコンやスマホからネットバンキング経由で振り込みが多くなっているということです。

2019年の予測を見ますと日本では電子マネーが5.6%に増える他は多きな変動はありません。また、アメリカでは現金決済が16.7%から更に減って10.3%と予想され他の決済方法が増える予想で、同様にイギリスでも現金決済が45.2%から27.2%に減少しデビッドカードが26.6%から41.5%に大幅に増えると予想されています。


日本の現金決済の現状

 

上記の決済方法の推移を見ますとアメリカとイギリスの現金決済は、時間を追う毎に減っていることが解ります。特に、アメリカの2019年の現金決済の比率は10.3%と予想されており、このままでは将来的には現金決済は殆ど無くなる勢いです。イギリスもアメリカほどではありませんが同様のトレンドが見えます。

一方で2019年の予測を見ても日本の現金決済の比率は半数近くあると見られています。
もともと、1945年に戦争に敗れた時に旧通貨が紙くずになった経験を持つ日本人ですが、現在の日本は現金大国で国内に流通する紙幣と硬貨の総額はGDP国内総生産)の2割近くに達しており、これは他の先進国と比較してかなり高い数字となっています。


日本ではどうして現金決済が多いのか?

 

日本で現金決済が多い理由の1つ目は商習慣と言われています。一昔前の親の世代の商習慣を思い出して見ますと、多くの場合にツケ払いが当たり前の様に使われていました。例えば、米屋・酒屋などは家庭まで配達してくれましたが、支払いは月末に一括して支払うツケ払いでした。今でも常連になっている飲み屋ではツケ払いが効きます。
この様な商習慣は日本の企業間取引に残っています。
企業では請求書を発行して翌月末などに銀行振り込みで決済するのはごく当たり前の方法で、要するにツケ払いが標準となっている訳です。
しかしながら、この支払い方法はリスクが大きい方法と言え、海外企業の場合は小切手を受け取ったりカード決済を確認してから商品を出荷する方が一般的です。

現金決済が多い理由の2つ目は現金を持ち歩くことに対する危険が少ないことです。
強盗が頻発する様な治安情勢の国では現金を持ち歩く人が減るのは当然です。
3つ目の理由としては日本のATM網の整備が進んでいることも考えられます。
銀行のATM網に加えてコンビニにもATM網が整備され、現在、日本では約20万台のATMが稼働していますので手軽に現金を引き出すことができます。

現金決済が多い理由の4つ目はクレジットカードに対する考え方の違いです。日本ではクレジットカードの使用履歴であるクレジットヒストリーが、まだまだ、個人の信用力の証として重要視されていません。


日本人のクレジットカードの使い方

 

隣国の韓国ではクレジットカードの使い方が日本とは好対照です。日本では比較的、高額の支払いはクレジットカードで行い少額の支払いは現金で行います。
例えば、レストランで食事し3万円を支払う時はクレジットカードを使いますが、ラーメン屋で700円を支払う時は現金で払うのが一般的です。
一方、韓国では少額の支払いも高額の支払いもクレジットカードが一般的で、特に、コンビニなどの少額の支払いに現金を使うと嫌な顔をされます。
クレジットカードの方が処理が早いからですが、現金を出しても釣り銭が無い場合も少なくありません。

今後、世界的にスマホの決済やネットバンキング・電子マネーの決済が増えると予想されますから、世界的にはいずれ現金決済は無くなるのではないでしょうか。
ところが、日本に於いてはクレジットカードの使用割合が食われるだけで、現金決済は減らないのではないでしょうか?


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