借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

同じ借金でも「賢い借金」と「愚かな借金」があることを忘れてはいけない

世の中には一生涯、借金とは無縁な人がたくさん居る一方で、様々な事情で借金生活に突入し借金返済に奔走する人も数多くますます貧富の格差が広がる現実社会です。
一般庶民にとっては常により安い物やお得な物を求めるのは仕方がないことで、
それは借金についても同じことで同じ借金でも「賢い借金」と「愚かな借金」があることを知らなければなりません。借金の仕方やタイミングを含めて考え方を間違えては人生を遠回りすることになります。
一方で急な出費で困った時も安直に便利なキャシングに走らずに、立ち止まって考えれば知恵と工夫で何とか乗り越えられる場合も多いのです。そこで、今回は「賢い借金」と「愚かな借金」について考えます。


「良い借金」と「悪い借金」の違いとは?
https://www.lifehacker.jp/2018/03/what-is-good-debt.html


こんなにある「賢い借金」の例

 

2~3年前の不動産市場に於いて特に東京圏のワンルームマンション投資は、1つの「賢い借金」の例でした。現在も良い立地の物件を厳選すれば同様の効果は得られますが一時期ほどではありません。例えば、2~3年前の不動産市場に於いて、JR品川駅から徒歩10分の2,700万円のワンルームマンションが有ったとします。このワンルームマンションをフルローンで買い賃貸に回すと差し引き月額で5万円儲かった場合、このワンルームマンションの実質利回りは年率で2.2%ということになります。
つまり、フルローンでワンルームマンションを買うことは無謀な投資に見えますが、タイミングと投資先を間違わなければローン返済を上回る賃貸収入を得ることができます。
勿論、将来の賃貸収入が保証されている訳ではありませんが、この借金は「賢い借金」の例と言うことができると言えます。この様にローンの利息以上のリターンがあるものは「賢い借金」なのです。

また、居住用の住宅ローンについても同様のことが言えます。収入に対してローンの返済金額が適正な範囲内である場合は、住宅ローンも「賢い借金」の1例と言えます。
住宅ローンの場合、対象不動産がローンの担保になっていますので、万が一の場合は担保不動産を手放せばローンを完済することができます。したがって、その意味でも住宅ローンは「賢い借金」と言えるのです。

さらに、日本の住宅ローンには団体生命保険がビルトインされています。
つまり、住宅ローンの手続の中に団体生命保険が組み込まれており、その保険料は金利に上乗せされている場合が多くなっています。
したがって、住宅ローンを生命保険と同様に考える人は余りいませんが、効果としては住宅ローンは生命保険と同様の効果があると言えます。仮に、本人に万が一の場合は住宅ローンの残債は生命保険で相殺されローンは完済されます。
もし、その住宅以外に財産がない場合は、住宅を手放せば現金を手にできる訳です。
その意味では住宅ローンを生命保険と同様に考え、それ以外の生命保険を減らしても良いということになります。

銀行や消費者金融会社のカードローンは一見、「悪い借金」の様に見えます。
ところが、現在、顧客離れが進む消費者金融会社のカードローンに於いては、「最初の30日無利息キャンペーン」や似たような無利息キャンペーンを実施している業者も少なくありません。この様なキャンペーンを逆手に取り無利息期間限定の利用をすれば、
一見、「悪い借金」の様に見えるカードローンが「賢い借金」に変身してくれます。


「悪い借金」の例

 

一方、「悪い借金」の例として最初に述べなければならない借金は「借金のための借金」で、カードローンの返済やクレジットカードの支払いのためにキャッシングをするのは最も「悪い借金」の1例です。例えば、消費者金融会社3社にカードローンがあり毎月の返済額が10万円に達していたとします。
ところが、とうとう、その毎月10万円の返済ができなくなり、その10万円のために銀行でカードローンを作るのは最悪のパターンです。この状態は金額の如何に関わらず多重債務のゾーンに足を踏み入れたことになり、何回も同じことをくり返すとれっきとした多重債務者の仲間入りとなります。
このゾーンに足を踏み入れると専門家に依頼して債務整理をしなければ、やがて、自己破産に至ることは間違いありません。

次に「悪い借金」の例として挙げなければならないのは無担保の借金です。無担保の借金とは、即ち、銀行や消費者金融会社のカードローンやクレジットカード会社のキャッシングを意味します。言うまでもなく無担保の借金は貸し手から見ると担保がありませんから、その分、貸し倒れを見越して金利を高くすることになります。
つまり、無担保なので返済できない人が一定程度出ることを前提にしたローンですから、最初からそのしわ寄せがマジメに返済している人に及んでいるとも考えられます。
それでも、長期金利が5%程度の時期にカードローン金利が15%程度ならまだ理解できますが、現在の様に長期金利がゼロに近い状況でカードローン金利が15%程度というのは法外な金利と言わなければなりません。
実は利用者にとっては最初からネットに接続できないパソコンや通信ができないスマホを買うのと同じなのですが、お金が急に必要なった時はカードローンの便利さに負けて借りてしまうのです。

同様にクレジットカードのショッピングの支払いをリボ払いにすることは、支払いを後に伸ばし金利負担が増えますから「借金のための借金」と同じで「悪い借金」の例として挙げなければなりません。銀行や消費者金融会社のカードローン返済をリボ払いにすることは、「泥棒に追い銭」と同じということを知らなければなりません。
それを物語る様に消費者金融会社の営業ではリボ払いにすることがマニュアルで推奨されています。銀行や消費者金融会社が儲かることは利用者の不利益に繋がることなのです。


「賢い借金」の様で実は「悪い借金」である奨学金は最悪

 

ここまで述べてきた「悪い借金」である「借金のための借金」や無担保カードローンやリボ払いは、「悪い借金」の代表例ですが利用者も「悪い借金」であることは知っています。「解っちゃいるけど止やめられない」のが「悪い借金」だからです。
しかしながら、現在の奨学金は一見「賢い借金」に見えますが、実は「悪い借金」である点ではワーストの「悪い借金」であるとも言えます。

つまり、現在の奨学金制度は一見、学生のための制度に見えますが、内実は学生カードローンになり下がっているからです。もともと、奨学金を借りる奨学生は大学に入学する学生が多い訳ですから、将来、利用者がどこに就職しいくらの収入が得られるのかなどが全く分からない中での融資です。
つまり、無担保であるばかりか勤務先も収入も不確定な人にお金を貸し出す訳ですから、カードローンで言えば無職の人が審査を受ける様なものです。

これでは奨学金の自己破産が増えるのは当たり前の話で、奨学金をカードローンと同様に取り扱う日本学生支援機構のお役所仕事が原因です。
したがって、まず、日本学生支援機構天下りの役員受け入れを廃止し人員を縮小し、
浮いた人件費で不良債権化している債権を放棄すべきです。また、奨学金の返済において延滞3か月になると延滞情報を個人信用情報機関に登録したり、延滞4か月になると債権回収業者に回収を委託するなどの措置を止めることです。
社会に出たばかりの若者を自己破産に追い込む制度は考え直さなければなりません。
一方、学生もシステムに矛盾が見える奨学金は「悪い借金」であると認識し、日本学生支援機構奨学金に頼らない方が良いでしょう。
自己破産の危険を冒してまで入学する価値のある大学が、日本にそれほど多いとは思えないのですが。

 

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