借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

債務整理を決断すべきタイミングとは?

かつて、消費者金融会社のカードローン破産が増えて「サラ金地獄」と呼ばれた多重債務問題がありましたが、現在は「銀行ローン地獄」で多重債務問題が増えています。
銀行のカードローンと消費者金融会社の貸付残高は2012年3月末に逆転し、その後は銀行カードローンが急増し消費者金融会社カードローンを引き離し2017年3月末にはとうとう2倍強まで差を広げています。
その間、2003年の24.2万件をピークに減り続けていた自己破産の申請件数が、2016年の自己破産申請件数は6万4637件と13年ぶりに前年比で増えました。したがって、誰が考えても自己破産が増えた原因は、「銀行ローン地獄」と考えてしまうのは無理のないことです。
そこで、自己破産に至る前に早めに債務整理を行いリカバリーできれば、それに越したことはありません。本項では債務整理を決断すべきタイミングについて考えます。


サラ金よりエゲツない「銀行ローン地獄」…多重債務者&自己破産者を量産、銀行は荒稼ぎ http://biz-journal.jp/2017/10/post_21071.htmlCopyright c Business Journal All Rights Reserved.


債務整理経験者の怨嗟の声

 

本題に入る前に債務整理経験者の怨嗟の声を拾ってみました。債務整理経験者の怨嗟の声の中に、債務整理を決断すべきタイミングのヒントが隠されているからです。
現在、様々な書籍やネット情報やネットの書き込みの中に債務整理経験者の様々な声を拾うことができますが、その中のいくつかのポイントは以下の通りです。

1つ目として多くの債務整理経験者が指摘しているのは、振り返ると債務整理手続までの全ての行動が後手後手に回ってしまったということです。
つまり、あそこでもっと早く手続していれば良かったとか、あそこで忠告を受け入れておけば良かったという後悔の念が絶えないことです。
2つ目は何度もあった借金完済のチャンスをことごとく逃してきたという経験者が多いことです。例えば、新車を買わずにカードローンを一括返済していれば良かったとか、
もっと早く妻に打ち明けていれば何とかなったかもしれないなどということです。
3つ目は振り返ると何時でも完済できるという根拠の無い自信が有ったということです。その様な根拠の無い自信が有ったので借金完済のチャンスを逃したのかもしれません。
4つ目は最初に借金をしてから債務整理するまで、一度も真剣に利息や元利合計や年間の収支などを計算したことがないということです。つまり、振り返ると殆どの人が正確に計算もしないで、ただただ、言われるままに返済を続けていた訳で、最終的に自分がいくら借りて利息をいくら払ったかも把握していない人が大部分なのです。


債務整理を決断すべきタイミング・その1

 

様々な考え方があることは事実ですが、1つの考え方として銀行カードローンの残高が200万円に達するとイエローカードであることは間違いありません。
200万円のカードローンの適用金利を年率14%としますと年間で28万円の利息を支払うことになり、月間に引き直すと23,000円の利息を支払うことになります。
つまり、地方ならワンルームのアパート1件分の家賃で、都内では車1台分の駐車場代に匹敵します。したがって、相当の高給取りは別にして、一般のビジネスマンにとっては結構、厳しい金額です。
ここ20年間、殆ど可処分所得が増えない中で、一般の勤労者やビジネスマンの1ヶ月の小遣いはせいぜい3万円~5万円の筈です。この中から利息の23,000円を出し元金の返済も加われば、恐らく200万円に達したカードローンは減ることはない筈です。
むしろ、経ることはないどころか、少しづつ増えてしまうことが多いのです。
したがって、カードローンの残高が200万円に達した場合には、自力返済が無理なら親兄弟・親戚縁者に頼ってでも借金を消した方が良いのです。
それができない人は、弁護士や司法書士などの専門家に依頼して債務整理をした方が良いことは間違いありません。借金も癌も全く考え方は同じで「早期発見・早期治療」しかないのです。


債務整理を決断すべきタイミング・その2

 

例えば、最初に銀行カードローンを30万円借りた人の残高が、200万円に達するには結構、時間が掛かるものです。早い人でも3年~5年、遅い人の場合は10年以上掛けてジワジワ増えるのが銀行カードローンの怖いところです。
もともと、銀行カードローンを借りる人は、定期収入があり社会的にもある程度の地位があり活躍している社会人です。ですから、30万円借りて直ぐに返済不能になる様な人は皆無で、多くの人はキッチリと返済日に返済を続けます。
ところが、多くの人は一括返済することができずに、時間を掛けて残高がジワジワと増えてしまう訳です。

その様な3年~5年~10年の間に、振り返って見ますと何度か一括返済のチャンスが有ったという人は意外に多いのです。例えば、住宅ローンで中古マンションを買ったとか、自社株が急騰したという様な場合です。また、親が亡くなり少しばかりの遺産が入ったなどというケースがあったかもしれません。
しかしながら、多くの人はその様なケースで家族にカードローンの借金を言い出せないで、何事も無かった様に普通の生活を続けてしまいます。
と言うよりも、一時的に借金のことを忘れ様としたのかもしれませんが、いずれにしても、みすみすチャンスを逃したことになります。
ところが、のちのち振り返って見ますと、カードローンで借金がある人にその様な余裕はありません。何故なら、カードローンの元金はほっといても年率14%前後の高金利で増え続けるからです。
したがって、上記の様な借金完済のチャンスに借金生活を終わらせるしか無いのです。
恥を忍んで家族に借金を打ち明けるのは簡単なことではありませんが、後で自己破産するよりは遥かにマシなことは言うまでも無いことです。


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