借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

10年後には老後破産が続出するかもしれない

10年後の世の中を予想するのは難しいことですが、1つだけ間違いないのは高齢者の人口が増えていることと、国と地方の財政赤字が増えていることです。その様な10年後の世の中で高齢者の生活はどうなっているのでしょうか?


老後破産しないため50代までにやるべき5つのこと
https://news.nifty.com/article/item/neta/12101-23952/


10年後の景気は良いのか悪いのか

 

2020年の東京オリンピックが終わり5年も経つと日本は祭りの後の不況を迎えるかもしれません。なぜなら、大きな財政赤字を抱えた政府が、オリンピックのために無理な財政出動をしたツケが回って来るからです。
そして、65歳以上の高齢者の人口割合は現在の25%から30%に増加し、4人に1人が高齢者から3人に1人が高齢者になっている訳です。したがって、不況の中で高齢者の人口はどんどん増える訳ですから、生活が成り立たなくなる高齢者も増え老後破産が続出することが予想されます。すでに、2014年の日弁連の調査によりますと自己破産者に占める70歳以上の割合は2005年の3.05%から急増し、2014年は全体の8.63%を占めているとのデータが示されています。


果たして年金は頼りになるのか?

 

それでは老後の生活で頼りになる筈の年金はどうなるのでしょうか?
現在、日本政府の抱える国および地方の債務残高(概算値)をリアルタイムで見ますと、9月28日午前9時32分現在で1,404兆9,450億円に達しています。
国債などは買い手に金利を支払いますから債務残高は刻々と増えていきます。
現在の政府は政権の維持には関心がありますが将来の財政赤字には全く無関心で、その結果、目先の景気対策や人気取りの政策には予算を継ぎ込みますが、公務員数の削減や公務員給与の削減などの行政改革財政支出の改革には無関心です。その結果、財政赤字は増える一方なのです。

一方で財務省の2015年10~12月期の法人企業統計によりますと、企業の利益剰余金は356兆円(金融・保険除く)に達しています。しかも、この利益剰余金356兆円に資本剰余金と引当金を加えると543兆円に達するという資料も出ています。
つまり、2015年の日本の実質GDP約530兆円を上回る巨額のマネーを日本企業は持っている訳です。また、日銀の資金循環統計にとりますと、2016年末の家計の金融資産残高は1,800兆円となり4四半期ぶりに過去最高を更新しています。
2015年末と比べ0.9%(17兆円)増え現在の統計で遡れる2005年以降で過去最高となっています。

お金は有るところには有るのですが、その結果、財務省の官僚が考えることは、財政赤字の1,404兆円を企業と個人が保有する2,330兆円で相殺すれば良いという単純な発想です。つまり、消費税や各種法人に対する課税強化や健康保険・介護保険の自己負担増額を行ない、年金の給付を段階的に減らすという政策です。
すでに、消費税は10%までの引き上げが法律で決まっていますし、年金の支給開始も65歳以上に引き上げられています。さらに、年金の支給開始年齢は70歳・75歳・80歳と引き上げられていく筈で、これらにより企業と個人のお金が政府債務を埋めていくことになります。したがって、これからの世の中は負担が増え給付が減ることは間違いなく、
特に、高齢者の老後の生活はますます苦しくなることが予想され、老後破産が増え生活保護を求める高齢者が増える世の中となりそうです。


考えられる対策

 

そこで、老後破産しないために対策を打たなければなりませんが、個々の状況によって対策が異なることを理解しなければなりません。つまり、ファイナンシャルプランナーが得意なライフプランも大事ですが、個々の事情によって具体策は異なるということです。一般論と同じ様な対策をやろうとしても実行できない場合が多いのはそのためです。

そこで、考えられる対策の1つ目は現在の自分自身の財務状況を把握することです。
借金がいくらあり差し引き資産がいくらあるのかということを把握することが対策の第一歩となります。
2つ目は何歳まで働けるのか、働かなければならないのかということです。
現在の資産と将来貰える年金額が解れば、自ずと何歳まで働かなければならないかが見えてきます。
3つ目は働く場合に何ができるのかということです。
多くの人の場合、65歳で退職したとしますと、その後、自分には良い働き口が無いと考えがちです。
それでも、お金が足りない人は運転手や宅配便やコンビニや清掃の仕事などできる仕事を探すことになりますが、その前に何か自分がやれることがある場合も多いのです。
特に、これから本格的に高齢者入りする団塊の世代やポスト団塊の世代は、現役時代からパソコンを使い慣れています。
ですので、高齢者が不得手な肉体労働は若い世代に譲って、パソコンを使って頭を一ひねりすれば意外にビジネスチャンスはあるものです。あきらめる前に、デイトレーダーやユーチュバーやフリーライターシナリオライターに挑戦してみては如何でしょうか。


40~50代が老後資金を貯めにくくなった5つの理由
http://diamond.jp/articles/-/140994