借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

銀行カードローンは「茹でカエル」だ!

生きたカエルを熱い鍋に入れると熱くて咄嗟に鍋から跳び出しますが、水を入れた鍋にカエルを入れて弱火で過熱するとカエルは跳び出すタイミングを掴めないまま茹でカエルになる、これが「茹でカエル」のたとえ話しです。
銀行カードローンも同じではないでしょうか?利用者は消費者金融会社のカードローンには最初から警戒感を持っていますが、何故か銀行カードローンには安心感を持っているからです。そこで、多くの人が陥る銀行カードローンの落とし穴について考えます。


気づけば借金膨張 銀行カードローン、手軽さ裏目 
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18987850Z10C17A7CC1000/


銀行カードローンは急激に増加している

 

今更、説明する必要もありませんが個人の銀行カードローン残高が急激に増えています。個人の銀行カードローン残高は2017年3月時点で約5兆6,000億円と5年で1.6倍に増えていますが、消費者金融会社のカードローン残高は減少の一途です。
マイナス金利で市中にお金があり余る世の中で、5年で1.6倍に増えるローンは異常としか考えられません。もはや利用者が利便性だけで銀行カードローンでキャッシングしているとは考えられず、総量規制で消費者金融会社のカードローンを利用できなくなった多重債務者と多重債務者予備軍が銀行カードローンに押し寄せる構図が見えてきます。
それを裏付ける様に2016年の自己破産申立件数は、前年比1.2%増の約6万4,600件で13年ぶりに増加に転じました。
減少を続ける消費者金融会社のカードローンが自己破産増加の原因ではないことだけは確かで、今後も銀行カードローンが増え続ける限り自己破産申立件数は増え続ける筈です。


付き合いで銀行カードローンを作るビジネスマンも多い

 

そこで、銀行カードローンの落とし穴に着いて考える必要がありますが、付き合いやバーターで銀行カードローンを作った人が多いことに注目しなければなりません。
つまり、付き合いやバーターで消費者金融会社のカードローンを作る人はいませんが、
付き合いやバーターで銀行カードローンを作る人が多いのが現実の姿です。
様々な業界の営業マンが銀行に対してビジネスの提案を持ち込みますが、付き合いでカードローンの加入を奨められることが多いのです。

例えば、ボーナス時期になりますと各銀行はボーナスキャンペーンを始めますが、一般職の事務職員までカードローンのノルマが来ます。そのため、支店や本店の営業マンは勿論のこと、管理部門の行員までもが取引相手の営業マンにカードローンを依頼します。そこでの決まり文句は「作るだけで使う必要はありません」ですから、頼まれた取引先の営業マンは断る理由もなくカードローンを作ります。
銀行担当の自動車会社の営業マンは全ての銀行のカードローンを持っていますし、銀行のシステム担当のソフト会社の営業マンも同様です。
勿論、当初は使う気はサラサラありませんが、カードローンを持っていると便利なことは間違いなく何かの時にキャッシングしてしまう訳です。


消費者金融会社のカードローンは人に言えないが銀行カードローンは言える

 

しかも、銀行カードローンをクレジットカード同様にステータスと思っている人もいます。特に、メガバンクのプレミアムカードローンなどをステータスと勘違いしている人がいます。これ見よがしにメガバンクのカードローンカードを見せて、「俺はいつでも800万円までキャッシングできる」などと嬉しそうに話す人も少なくありません。
しかし、カードローンを使っていない時は人に言えますが、カードローンに手を付けてしまうと人には言い難くなりますが。一方で、消費者金融会社のカードローンは恥ずかしくて人に言えるものではありません。この辺りのカードローンに対する心理が微妙に違うことは間違いありません。


「茹でカエル」の論理で銀行カードローンは増えてしまう

 

また、多重債務に至らなくても銀行カードローンを長期間使い続けている人もいます。
例えば、ある銀行の限度額50万円のカードローンを目一杯借りていますが、元金を数万円返済すると又、直ぐに借りてしまうパターンを繰り返す人は意外に多いのです。
つまり、長期間銀行カードローンを借りっ放しにている訳ですから、10年も経てば元本分を支払っている計算になります。これもバレても銀行カードローンなら言い訳が立つという変な安心感がなせる技です。


債務整理の相談の半数は銀行カードローンの相談

 

「茹でカエル」の論理で増え続ける銀行カードローンですが、普通のビジネスマンが100万円以上の銀行カードローンを抱えると自分一人での解決は困難です。
配偶者や家族の協力が無ければ100万円以上の銀行カードローンを完済することはできません。
債務整理専門の弁護士に言わせますと、3年ほど前から銀行カードローンの相談が増え始め多重債務相談の半数を占めるということです。
銀行カードローンは厳しい取り立てもなく、変な安心感がありますから気づかないうちに返済額が膨らんでいることがあるからです。
くれぐれも、銀行カードローンで「茹でカエル」になる前に対策を怠らない様に、銀行カードローンの残高がある利用者は気を付けて頂きたいと思います。

 

FXで作った借金を銀行カードローンでおまとめしたWさんの体験談
http://www.cardloan-bank.net/taikendan/fx-shakkin/