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メガバンクカードローンCMに見るカードローンのイメージ戦略

これまでメガバンク3行は積極的にカードローンテレビCMを行なってきました。
ところが銀行カードローンへの批判が高まっている現在、メガバンク3行はカードローンテレビCMの自主規制に踏み切りました。今のところCMの放映時間帯を見直すなどの自主規制が主ですが問題はCMの中身ではないでしょうか?


カードローン、全行見直し 九州・沖縄21地銀 過剰融資批判に対応 
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17199560R00C17A6LX0000/


現在までのメガバンクカードローンCMの自主規制内容

 

現在、テレビ局の基準で銀行カードローンのテレビCMは、午後5時~午後9時までのゴールデンタイムを含む時間帯はテレビCMは流せませんが本数の上限はありません。
一方で消費者金融会社のカードローンテレビCMには本数の上限が設けられています。
その結果、銀行カードローンテレビCMは、本数では消費者金融会社の2倍程度になっているとのことです。
例えば、2016年度のカードローンテレビCM本数は三井住友銀行が最も多い約3,020本で、三菱東京UFJ銀行が約1,990本となっています。
そこで、三菱東京UFJ銀行は4月からカードローンテレビCMを月100本以下とする自主規制を始めており、三井住友銀行も4月から平日朝はテレビCMを自粛し本数も減らしているということです。しかしながら、内容に関する自主規制の話は全く出ていません。


メガバンクがカードローンCMに起用するタレント

 

メガバンクカードローンCMの企業ポリシーを探るために、各行がカードローンCMに起用するタレントを調べてみました。
最大手の三菱東京UFJ銀行カードローンCMは俳優の阿部寛さんを起用しており、三井住友銀行カードローンCMは女優の吉高由里子さん、 みずほ銀行カードローンCMは女優の井上真央さんを起用しています。この3人の共通項を考えてみますと、3人とも現在はテレビドラマや映画で活躍するトップ俳優・トップ女優であるということです。
また、この3人のタレント(俳優・女優)としての好感度はいずれも上位で、恐らくCMのギャラは1本5,000万円~6,000万円は下らないと考えられます。
そして、この3人に共通するキャラクターは意志が強く誠実で明るく前向きなイメージではないでしょうか?


メガバンクがカードローンCMに期待するイメージ

 

上記の3人のタレントの現在の立ち位置とキャラクターから考えられることは、メガバンクカードローンCMでメガバンクが3人に求めている最も大事なイメージは誠実で前向きなイメージです。
つまり、メガバンク3行は3人を起用するテレビCMで、カードローンの好感度をアップしカードローンが前向きに利用者の生活をバックアップするというイメージ戦略に出ています。

実際にメガバンクのカードローンCMをみますと、確かに最初から上記の3人の有名俳優・女優が登場し住宅ローンと同じ様なイメージでカードローンを奨めています。
勿論、CMの中には適用金利が表示され計画的な利用を奨めていますが、金利が特に高いという様な詳しい商品説明などは全くありません。いわゆる、好感度の有名俳優・女優を起用しカードローンのイメージ操作をしていると言えます。
したがって、カードローンをよく知らない人から見ると、消費者金融会社のカードローンとは全く別のカードローンという誤解を与えそうです。
もともと、カードローンはイメージ先行で推奨する様な金融商品ではありませんから最初にリスクの説明から入るべきで、現在のメガバンクのカードローンCMは最初のコンセプトから間違っていると言えます。
この様なイメージ作り先行のメガバンクのカードローンCMは1日も早く全面的に自粛するべきと考えます。
 

ローンカードをなくしたらどうしたらいい?
http://www.人気カードローン.net/%e3%82%88%e3%81%8f%e3%81%82%e3%82%8b%e8%b3%aa%e5%95%8f%ef%bc%88qa%ef%bc%89/%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%82%92%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%97%e3%81%9f%e3%82%89%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%97%e3%81%9f%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%84%ef%bc%9f/