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三菱東京UFJ銀行の早期頭取交代の裏に不正融資問題か?

メガバンク最大手の三菱東京UFJ銀行の頭取が就任1年にして交代となることが発表されました。異例の1年での頭取交代人事の裏側には一体、何があるのか?
三菱東京UFJ銀行が発表する「健康上の理由」ではないことは明らかです。三菱東京UFJ銀行の早期頭取交代の裏側を探りました。


三菱東京UFJ銀行、異例の早期頭取交代
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3061677.html


早期頭取交代の経緯

 

5月24日に三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱東京UFJ銀行は臨時取締役会を開き、小山田隆頭取が6月14日付で退任し後任に三毛兼承副頭取が昇格する人事を発表しました。小山田隆頭取は旧三菱銀行に入行後、一貫して企画畑を歩みながら頭角を現し、同行のプリンスとして早くから将来の頭取候補といわれてきた人材で急に退任が決まり行内には動揺が広がっているとのことです。
三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行CEO(最高経営責任者)は24日の記者会見で、小山田頭取の辞任について「今年2月に本人から体調が思わしくないと伝えられた」「健康上の理由なのでやむを得ないと判断した」と強調しています。


今回の頭取交代劇はどうして異例と言われるのか?

 

今回の頭取交代劇が異例と言われる理由の1つ目は、小山田頭取は就任から約1年でスピード退任となることです。通常、銀行の頭取の任期は4年程度が一般的で、三菱東京UFJ銀行に於いても頭取の任期は4年程度が一般的です。従って、1年で頭取が交代するということは異例中の異例と言えます。

頭取交代劇が異例と言われる理由の2つ目は、人事を決定した臨時取締役会のタイミングです。三菱東京UFJ銀は5月15日に決算発表と定例取締役会を開いています。
今回の臨時取締役会は定例取締役会の翌週という極めて異例なタイミングなのです。
つまり、言われているような「健康上の理由」であれば、5月15日の定例取締役会でどうして取り上げられなかったのかという疑問が湧いてきます。

頭取交代劇が異例と言われる理由の3つ目は、小山田頭取は今年4月に全国銀行協会の会長に就いたばかりのタイミングだからです。この点も「健康上の理由」が本当であれば、4月に全国銀行協会の会長に就任するのを避けることもできた筈です。
この様に今回の頭取交代劇は異例中の異例で、とてもメガバンク最大手の三菱東京UFJ銀行の人事とは思えません。まるで、どこかの新興企業の人事の様に映ります。
今回の頭取交代劇の裏側には、一体、何があるのでしょうか?


週刊文春2016年7月14日号で報じられた「不適切融資」疑惑との関連

 

週刊文春2016年7月14日号では約150億円に上る三菱東京UFJ銀行の「不適切融資」疑惑を報道しています。週刊文春によりますと、三菱東京UFJ銀行はユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)に対して10年間で約730億円を融資していますが、
このうち約150億円が「不適切融資」に当たるというのです。
UOGの社長によりますと、こうした融資の過程で新橋支社長(当時)を含む6人の行員に対し銀座の寿司屋や割烹・高級クラブなどで接待し、社長の海外出張中には行員は自分たちだけでクラブに飲みに行き飲み代をUOGにツケ回しするなど単純計算で総額は1,000万円を超えるということです。三菱東京UFJ銀行は融資の過程でこの様な接待を受けることは、社内規定に照らしてルール違反であることを認めています。

ところが、三菱東京UFJ銀行とユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)の融資契約の調印式には、小山田現頭取が自ら融資契約の調印に臨んでいたということです。
その後、ユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)は昨年11月に三菱東京UFJ銀行などの銀行団によって会社更生法適用申請を申立てられ、昨年大晦日に更生手続き開始が決定し負債総額約1,400億円の昨年最大の大型破綻となりました。
つまり、負債総額約1,400億円の昨年最大の大型破綻であるユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)問題は、小山田現頭取が直接関わった融資案件だったということです。
従って、三菱東京UFJ銀行としては小山田頭取の退任で、ユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)問題にピリオドを打ちたいのかもしれません。


メガバンクはもう1つの不正融資問題を忘れてなならない

 

いずれにしても、ユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)不正融資問題で大揺れの三菱東京UFJ銀行ですが、同行を含むメガバンク3行はもう1つの不正融資問題を抱えています。それは、大手銀行が高金利の個人向け無担保カードローン事業を行っているという問題です。
現在、メガバンクを筆頭に多くの銀行は大手を振って高金利の個人向け無担保カードローン事業を行っていますが、高金利の個人向け無担保カードローン事業は銀行法の精神に抵触していることは明らかです。
マイナス金利時代の現在に於いて、年率15%前後の高金利個人向け無担保カードローン事業は、利用者の利便性を越えた不当利益の金融商品で近い将来、銀行法の精神に抵触していることが証明される筈です。
そうなれば、銀行カードローンに対して過払い金返還問題が起きるかもしれません。
最大手の銀行である三菱東京UFJ銀行は今回の頭取交代に際して、もう1つの不正融資問題を忘れてはなりません。

 

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