借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

まともな審査をしていない銀行カードローン

最近、銀行のカードローンが貸金業法の総量規制の対象外であることが問題視されていますが、そもそも、銀行のカードローンと消費者金融会社のカードローンのどこに違いがあるのでしょうか?
もし、銀行のカードローンと消費者金融会社のカードローンのスペックや審査に大きな違いがあるのであれば、銀行のカードローンは貸金業法の総量規制の対象外で消費者金融会社のカードローンは対象であることが納得できる筈です。そこで、それぞれの審査のポイントを比べてみました。


転落の始まりは10万円 銀行カードローンで狂った人生
http://digital.asahi.com/articles/ASK4F7DKDK4FULFA02R.html?rm=443


大手メガバンクのカードローン審査内容

 

それでは、大手メガバンクの代表格である三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の審査内容をみてみましょう。三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は、最短30分の審査で即日融資も可能な銀行カードローンとして大々的に宣伝されています。「バンクイック」の主なスペックは実質年率年1.8%〜年14.6%で借入限度額は10万円〜500万円です。
気になる審査は審査時間最短30分で即日融資も可能とのことで、保証人は不要となっています。仮審査時に入力する主な項目は、名前・職業・生年月日・性別・独身・既婚・自宅電話番号・携帯電話番号・保険の種類・年収・金融機関からの借入金額などです。
つまり、銀行の窓口で受ける審査の印象は、非常に当たり前の表面的な審査の印象です。


大手消費者金融会社の審査内容

 

一方、大手消費者金融会社の代表格であるプロミスの主なスペックは実質年率年4.5%〜年17.8%で借入限度額は500万円です。つまり、三菱東京UFJ銀行のカードローンと比べると金利が3%程度高くなっています。審査は審査時間最短30分で即日融資も可能とのことで、保証人は不要となっています。また、仮審査時に入力する主な項目は上記の三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」と全く同じです。
しかも、プロミスの場合は特に、他の貸金業者から年収の3分の1以上の借入れがあるか否かの総量規制について審査されます。
さらに、総量規制に該当しない場合でも、他の消費者金融からの借入れが5件以上あると審査をパスすることはできません。したがって、これらの審査内容は三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」よりも厳しい印象を受けます。


大手メガバンクのカードローン保証会社

 

もともと、無担保カードローンは保証人が不要ですが、その代わりに保証会社の保証を受けなければなりません。つまり、保証会社が保証人の代わりをしている訳ですから、保証会社は利用者を審査選別するノウハウを持たなければなりません。
本来、審査をパスできない人の保証を行なうと、後々、貸し倒れの件数が増えるからです。したがって、カードローン審査に於いて保証会社は審査の重要な部分を担っていることになります。
ところが驚くことに、三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の保証会社は、消費者金融最大手のアコムです。また、三井住友銀行のカードローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス通称プロミスで、みずほ銀行カードローンの保証会社は株式会社オリエントコーポレーションが行っています。
つまり、大手メガバンク3行のカードローン保証会社は系列の消費者金融会社やノンバンクが行っており、銀行のカードローン審査を系列の下請け会社に丸投げしていると言っても過言ではありません。
その様な銀行と消費者金融会社のカードローンのどこに違いがあると言えるのでしょうか?しかも、銀行と消費者金融会社やノンバンクがこの様な関係にありながら、銀行だけが総量規制の対象外とは非常に奇妙なことなのです。

 

上限金利規制に大反対していた飯田泰之が銀行カードローン破産問題でテレビ出演?
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0665c9625a7b7d488ac77e38a156952c