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借金を考察するブログ

「債務整理の森」の執筆担当が借金ニュースについて考察するブログ

カードローン事業だけがグループ内で重複しているのは何故?

三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループの主な企業を見ますと、業種ごとに見事なまでに業務の棲み分けが行われています。しかしながら、カードローン事業だけは中核企業であるメガバンク消費者金融会社がグループ内に共存しています。どうしてカードローン事業だけがグループ内で重複しているのでしょうか?その理由を以下で探ります。


銀行カードローン限度額引き下げ?全銀協が調査、法規制には反対
https://zuuonline.com/archives/153239


三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループの主な企業

 

両グループの主な企業は中核となるメガバンクを筆頭に見事なまでに業務の棲み分けが行われています。まずは以下の両グループに属する主な企業一覧を参照下さい。
例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループの「銀行」で三菱東京UFJ銀行中京銀行は国内銀行業務という点では同じですが、首都圏に強い三菱東京UFJ銀行と名古屋圏が強い中京銀行として棲み分けされています。
また、「証券」でも一見、三菱UFJモルガン・スタンレー証券モルガン・スタンレーMUFG証券三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券、カブドットコム証券が競合している様に見えますが、総合証券・海外営業に強い証券・プライベートバンキングが強い証券と棲み分けされています。
同様に三井住友フィナンシャルグループに於いても一見、競合する様に見える企業も、
細かく見ると上手く棲み分けされていることが解ります。

 

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ主なグループ企業
「銀行」
三菱東京UFJ銀行
ユニオン・バンク
アユタヤ銀行
セキュリティバン
中京銀行
「信託銀行」
三菱UFJ信託銀行
「証券」
三菱UFJ証券ホールディングス
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
モルガン・スタンレーMUFG証券
三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券
カブドットコム証券
「リース」
三菱UFJリース
東銀リース
「調査・コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱アセット・ブレインズ
三菱UFJトラスト投資工学研究所
「システム」
三菱総研DCS
三菱UFJインフォメーションテクノロジー
三菱UFJトラストシステム
MUS情報システム
「資産管理」
日本マスタートラスト信託銀行
「資産運用」
三菱UFJ国際投信
MU投資顧問
「ウェルスマネジメント」
三菱UFJウェルスマネジメント証券
三菱UFJ個人財務アドバイザーズ
「外貨両替」
東京クレジットサービス
消費者金融会社」
アコム
「カード・信販
三菱UFJニコス
菱信ディーシーカード
ジャックス
ジャルカード
東京クレジットサービス
ファイナンス
日本住宅無尽
「不動産」
三菱UFJ不動産販売
「債権回収」
エム・ユー・フロンティア債権回収

 

 

三井住友フィナンシャルグループ主な企業
「銀行」
株式会社三井住友銀行
株式会社関西アーバン銀行
株式会社みなと銀行
欧州三井住友銀行
「信託銀行」
株式会社SMBC信託銀行
「カード・クレジット」
三井住友カード株式会社 
株式会社セディナ
消費者金融会社」
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
システム開発,情報処理業務」
株式会社日本総合研究所
「証券」
SMBCフレンド証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
三井住友銀行(中国)有限公司
「信用保証」
SMBC信用保証株式会社
「投融資業務」
SMBCキャピタルマーケット会社
「リース業務」
三井住友ファイナンス&リース株式会社
住友三井オートサービス株式会社
投資運用業務」
大和住銀投信投資顧問株式会社

 


カードローン事業だけがメガバンクと重複している

 

ところが、消費者金融事業だけは両グループともに、中核のメガバンクの業務と系列の消費者金融会社の業務が完全に競合しています。例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループでは中核の三菱東京UFJ銀行のカードローン事業と、「消費者金融会社」のアコムが完全に競合しています。
両社ともに全国展開で個人向け無担保のカードローン事業を行なっているからです。
また、三井住友フィナンシャルグループに於いても、中核の株式会社三井住友銀行のカードローン事業と「消費者金融会社」のSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の業務が完全に競合しています。


カードローン事業だけがグループ内で重複している理由は何なのか?

 

結論から述べさせて頂きますと、カードローン事業だけがメガバンクのグループ内で重複している理由は、消費者金融会社からメガバンクへの利益の付け替えに他ならないと考えられます。ここ数年、三菱UFJフィナンシャル・グループ三井住友フィナンシャルグループの業績は高水準を維持しながらも、伸び悩み苦戦してきたことは否めません。
その中で、特に、グループ中核のメガバンクである三菱東京UFJ銀行三井住友銀行の業績は、企業向け融資の伸び悩みと国債を始めとする債券運用益の減少で間違いなく伸び悩んでいます。その様な環境下でカードローン事業は、大きな利幅が約束されたラストリゾートとも言える事業分野です。

一方で消費者金融会社は過払い金返還請求の嵐の中で表立ってカードローン事業を強化できない状況でした。その様な中で「渡りに船」だったのが、消費者金融会社に対して2010年から実施された貸金業法改正による総量規制でした。
そこで、両グループはメガバンクのカードローン事業を強化し、消費者金融会社が失った部分を取り戻す戦略に出た訳です。
ところが、ここに来て銀行カードローンだけが突出して伸び過ぎとなり、銀行カードローンに批判が集中しています。何事もやり過ぎると叩かれるのが日本社会の特徴です。従って、近い将来、両グループはメガバンクのカードローン事業から撤退し、
個人向け無担保カードローン事業は傘下の消費者金融会社に一本化することになると予想します。両グループのメガバンクでは個人向け無担保カードローン事業に代わり、
金利で限度額の大きい新たな個人向けフリーローンを開発する筈です。

 

サラ金化した銀行カードローン問題は、サラ金を叩き潰して銀行が儲けるための仕組みを整えたから
http://blogos.com/article/224004/

アコムの決算に見る個人向けカードローンビジネスの先行き

5月10日に消費者金融会社最大手のアコムが決算発表を行ないました。
同社は過去の負の遺産と言える過払い金返還請求に掛かる利息返還損失引当金を前2017年3月期に一括処理し、今期からは負の遺産との決別を目指しています。

同社の決算発表の概要と同社の決算発表の内容から、今後のカードローンビジネスの先行きを考えます。


アコム木下社長「個人向けカードローン市場は安定的に成長する」最終損益721億円から今期黒字化へhttp://logmi.jp/203361


アコム前期決算発表の内容

 

アコムが5月10日に発表した前2017年3月期の連結数字は以下の通りで、前2017年3月期は営業利益・経常利益・純利益のいずれもが大幅な赤字に転落しました。
まず、ローン・クレジットカード事業の営業債権残高は営業貸付金・割賦売掛金ともに順調に拡大し、前期比3.5パーセント増加の8,229億円となっています。
また、信用保証事業は信用保証残高の拡大を主因に15.4パーセント増収の564億円と順調に拡大しています。信用保証残高はアコムが1兆50億円と1兆円を達成し、エム・ユー信用保証は1,247億円と合計で前期比14.4パーセント増加の1兆1,297億円と通期計画を達成しました。
今2018年3月期も9.8パーセント増加の1兆2,405億円と順調な伸びを計画しております。
特に、信用保証事業の営業収益はアコム478億円・エム・ユー信用保証は85億円と合計で15.4パーセント増収の564億円と通期計画を達成し、既存提携先銀行数はアコムが29行でエム・ユー信用保証24行と合計で延べ53行となり、提携エリアは全国47都道府県中39都道府県をカバーしています。

一方で、利息返還請求が期初計画を上回って推移していることを踏まえ利息返還損失引当金への計画外の繰り入れで1,437億円が発生した結果、営業費用全体では41.9パーセント増加の3,153億円となりました。その結果、営業損失は701億円・経常損失は695億円。当期純損失は721億円の大幅赤字決算となりました。

アコム連結決算         18/03予(17/05/10)更新   17/03(16/05/09)更新   16/03(15/05/08)更新
売上高・営業収益 (百万円) 257,000 +4.8%          245,148 +3.1%          237,683 +8.4% 
営業利益 (百万円)                 71,300                       -70,166                       15,516 +10.3% 
経常利益 (百万円)                 71,800                       -69,543                       16,200  +9.9% 
純利益 (百万円)                     64,200                      -72,187                        14,598 +13.5% 
一株利益 (円)                          40.98                                                              9.32 
 

アコム来期業績見通し

 

上記の通りアコムは前2017年3月期の連結決算に於いて利息返還請求に対する処理を前倒しし、一括して利息返還損失引当金に計画外の繰り入れを行ないました。
つまり、現在抱える利息返還請求の殆どを前期に処理した形となりますから、今2018年3月期に利息返還損失引当金への繰り入れは無くなる見込みです。

その上で今2018年3月期においても個人向けカードローン市場は安定的に成長すると考えており、同社グループのローン・クレジットカード事業・海外事業・信用保証事業ともに更なる業容の拡大が見込めると考えられます。従って、利息返還費用は発生しないことから営業利益は713億円・経常利益は718億円・純利益は642億円が見込まれています。


今後のカードローン市場の展開

 

アコムの前2017年3月期と今2018年3月期の連結決算を見て言えることは、消費者金融会社にとって負の遺産と言える過払い金の利息返還に目途が立ったということです。
過払い金請求の時効との関係と同社が一括して前倒しで処理してきたことから、同社はやっと負の遺産から解放される見込みです。

一方で個人向けカードローン市場は安定的に成長する見込みです。また、特に、今期も信用保証事業の順調な伸びが期待されています。現在、アコムと系列のエム・ユー信用保証で延べ53行の銀行カードローンの信用保証を行なっており、今後も地方銀行を中心に信用保証事業の拡大が見込め、その動きは信用金庫カードローンへの波及も考えられます。
今更、言うまでもありませんが、アコム筆頭株主三菱東京UFJフィナンシャルグループですから、これらの動きは三菱東京UFJフィナンシャルグループの地銀や信用金庫に対する囲い込みの意味もありそうです。

 

理想は低金利だけど・・・本当に低金利のカードローンは審査に通るのか?
http://www.人気カードローン.net/%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%a0/%e7%90%86%e6%83%b3%e3%81%af%e4%bd%8e%e9%87%91%e5%88%a9%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a9%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ab%e4%bd%8e%e9%87%91%e5%88%a9%e3%81%ae%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89/

 

メガバンクの決算は伸び悩む中でカードローンは+8%の高い伸び

5月15日に三菱東京UFJフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループみずほフィナンシャルグループの3メガバンクグループは、前2017年3月期の連結決算と今2018年3月期の連結予想数字を発表しました。3グループの決算内容とカードローン事業の今後について考えます。


カードローン メガバンク3行の融資残高8%余増加
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170516/k10010982821000.html


メガバンク決算発表の内容

 

3メガバンクの決算発表内容は以下の通りですが、前2017年3月期決算は三井住友フィナンシャルグループが増収増益に対して、三菱東京UFJフィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループは増収減益でした。
一方、今2018年3月期は三菱東京UFJフィナンシャルグループが増収増益予想に対して、三井住友フィナンシャルグループみずほフィナンシャルグループは増収減益となっています。3メガバンクともに銀行部門は横這いの中で証券部門の減益が目立ちますが、いずれにしても、3メガバンクともに過去最高利益の8割以上の利益水準を保っていますので悪い決算内容ではありません。
只、マイナス金利の状態が長引くことが予想される中で、従来のビジネスモデルに限界が見え始めていると言えそうです。

決算データ (17/05/15)更新
三菱東京UFJフィナンシャルグループ(8306)
       18/03予(17/05/15)更新  17/03(16/05/16)更新  16/03(15/05/15)更新
経常収益 (百万円) 6,000,000 +0.3%     5,979,568  +4.6%     5,714,419  +1.3% 
経常利益 (百万円) 1,390,000 +2.1%     1,360,767 -11.6%     1,539,486 -10.1%
純利益 (百万円)   950,000 +2.5%       926,440  -2.6%      95,1402  -8.0%
一株利益 (円)     70.74               68.28           68.51

三井住友フィナンシャルグループ(8316)
       18/03予(17/05/15)更新  17/03(16/05/13)更新  16/03(15/05/13)更新 
経常収益 (百万円) 5,200,000  +1.3%     5,133,245  +7.6%     4,772,100  -1.6%
経常利益 (百万円) 1,000,000  -0.6%     1,005,855  +2.1%       985,284 -25.4%
純利益 (百万円)    630,000 -10.8%      706,519  +9.3%      646,687 -14.2%
一株利益 (円)       460.79          516.00          472.99

みずほフィナンシャルグループ(8411)
       18/03予(17/05/15)更新  17/03(16/05/13)更新  16/03(15/05/15)更新
経常収益 (百万円) 3,300,000 +0.2%      3,292,900  +2.4%    3,215,274  +1.1%
経常利益 (百万円)   790,000 +7.1%                    737,512 -26.1%             997,529  -1.3% 
純利益 (百万円)       550,000 -8.9%                     603,544 -10.0%             670,943  +9.6% 
一株利益 (円)               21.68                                   23.86                             26.94 


メガバンクカードローン融資残高は+8%の高い伸び

 

上記の様に3メガバンクの業績が伸び悩む中で、3メガバンクが15日に発表した今年3月末時点のカードローンの融資残高は以下の通りです。
三井住友銀行が約7,800億円億円・三菱東京UFJ銀行が約4,400億円・みずほ銀行が約4,100億円でいずれも1年前より増加し、3行を合わせた総額は約1兆6,300億円と1年で1,400億円増加し率にして8%余り増えています。
3メガバンクの業績が伸び悩む環境下で企業向けの融資が伸び悩む中、個人向けのカードローンは突出した伸びを見せていると言えます。


カードローンに替わる新個人向け融資へ集中すべき

 

今後、中長期的に見て金利が上昇しない限り、メガバンクの業績が大きく回復することは見込めません。しかしながら、現在のメガバンク証券業務投資銀行業務などからの手数料収入で、収益的には高い水準を保っていることは間違いありません。
そこで、現在の様にメガバンクに体力が残っている間に、現在の個人向けカードローンの様なマイナスイメージの事業からは撤退するべきです。
そして、現在の個人向けカードローンに替わる新しいコンセプトの個人向け融資商品を開発して貰いたいものです。勿論、現在の個人向けカードローンよりも大幅に金利が低く、多くの多重債務者を生む様な商品ではありません。そして、現在のコンセプトのカードローンは、傘下の消費者金融会社に任せれば良いのです。

 

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http://www.人気カードローン.net/%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%b3%e3%83%a9%e3%83%a0/%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%ae%e8%bf%94%e6%b8%88%e3%81%af%e7%b5%b6%e5%af%be%e7%84%a1%e6%96%99%e3%81%8c%e3%83%88%e3%82%af%ef%bc%81%e5%90%84%e6%a5%ad%e8%80%85%e3%81%ae/

 

銀行カードローンはテレビCMでも優遇されている

このところ銀行カードローンに対するバッシングが強まっています。その結果、今まで明るみに出ていなかった様々なことが解ってきました。今回、カードローンのテレビCMに於いて消費者金融会社より銀行が優遇されている現実が明らかになりました。
そもそも、銀行がカードローンのテレビCMを行なっても良いのでしょうか?
銀行法の精神に照らして考えます。


銀行カードローンCM、消費者金融の2倍 本数規制なく
http://www.asahi.com/articles/ASK5F5535K5FULFA00C.html


消費者金融会社カードローンには総量規制が掛かるが銀行は規制外

 

既に連日報道されています様に、消費者金融会社カードローンは貸金業法で「年収の3分の1」までの貸し付け上限が定められていますが、銀行カードローンは総量規制の規制外となっています。その結果、消費者金融会社カードローンの融資残高は減り続けていますが、逆に銀行カードローンの融資残高は右肩上がりに増加の一途です。
一方で13年連続で前年を下回っていた自己破産の申請件数が、昨年、前年を上回ったとのことで、銀行カードローンの貸し過ぎが原因ではないかと危惧されています。


テレビCM規制は消費者金融会社の方が厳しい

 

そして、今回の報道で消費者金融会社への規制は総量規制だけではなく、カードローンのテレビCMにも及んでいることが解りました。具体的には消費者金融会社のカードローンは、テレビCMを1社で月100本以下とし午前7~9時と午後5~10時の時間帯は禁止されています。一方、銀行カードローンもテレビ局の基準で午後5~9時はテレビCMは流せませんが本数の上限はありません。
民間調査会社の調べでは、このテレビCM規制により2011~2016年度の大手銀行(三菱東京UFJ・三井住友・新生=レイク)と、消費者金融アイフルアコムSMBCコンシューマーファイナンス=プロミス・モビット)のテレビCM放送本数を比べると最近は銀行が2倍程度になっているとのことです。
その結果、2016年度のテレビCM本数は三井住友銀行が最も多い約3,020本で、新生銀行が約2,230本、三菱東京UFJ銀行が約1,990本となっています。
一方、消費者金融会社のテレビCMは概ね780~1,170本で銀行の本数を大きく下回っていますが、特筆されるのは3メガバンクの一角のみずほ銀行はカードローンのテレビCMを行なっていないことで、改めて同行のポリシーが評価されます。
既に、三菱東京UFJ銀行は4月からテレビCMを月100本以下とする自主規制を始めており、三井住友銀行も4月から平日朝はテレビCMを自粛し本数も減らしたということです。


銀行カードローンのテレビCMは銀行法の精神に反するのでは?

 

銀行法には銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、国民経済の健全な発展に資することが銀行法の目的と規定されています。そもそも、銀行カードローンは利用者にとっては資金繰りの非常手段であり、望ましい形態ではないことは明らかです。その様な非常手段に銀行がスピーディーに融資する代わりに、銀行は高い金利を取っている訳です。
つまり、銀行カードローンは住宅ローンの様に銀行と利用者がWin-Winの関係にあるものではなく、利用者から見ると避けたい形態であることは小学生でも解ることです。
その様な位置付けのカードローンを子供も見るテレビCMで繰り返し流す行為は、国民経済の健全な発展に資するとは到底思えない行為で銀行法の精神に反すると考えられます。


みずほ銀行はカードローンのテレビCMを行なっていない

 

その様なセンチメントを意識しているのかどうかは解りませんが、3メガバンクの一角のみずほ銀行はカードローンのテレビCMを行なっていません。
つまり、カードローンのテレビCMを行なっていないということは、みずほ銀行はカードローンを積極的に推奨していないということで、利用者にとり望ましい形態ではないカードローンの取り扱いとしては非常に適切だと感じられます。
銀行法はこの様な節度あるポリシーを期待しているのです。メガバンクの残りの2行である三菱東京UFJ銀行三井住友銀行の早急な改善が求められます。

 

消費者金融と銀行のカードローンはどちらが審査に通りやすいの?
http://www.人気カードローン.net/%e3%82%88%e3%81%8f%e3%81%82%e3%82%8b%e8%b3%aa%e5%95%8f%ef%bc%88qa%ef%bc%89/%e6%b6%88%e8%b2%bb%e8%80%85%e9%87%91%e8%9e%8d%e3%81%a8%e9%8a%80%e8%a1%8c%e3%81%ae%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%8c%e5%af%a9%e6%9f%bb/

 

利用者が消費者金融会社よりも銀行カードローンを選ぶ4つの理由

4月のNHKクローズアップ現代+」で「こんなに高金利・銀行カードローン借り入れ雪だるまで自己破産急増」というタイトルで、銀行カードローンで多重債務者や自己破産者が増える実態を放映していました。そこで、銀行が高金利カードローンから手を引くべき4つの理由をまとめました。


こんなに高金利「銀行カードローン」借り入れ雪だるまで自己破産急増
https://www.j-cast.com/tv/2017/04/14295619.html?p=all


銀行カードローンと消費者金融会社カードローンは違うと思われている

 

過去の「サラ金地獄」などで消費者金融会社のカードローンが社会問題になった時代を知っている中高年層は、根本的に銀行カードローンと消費者金融会社カードローンは違うと思い込んでいます。つまり、単純に銀行カードローンは信用できるが消費者金融会社カードローンは信用できない、と思い込んでいる人は意外に多いものです。
そして、その様な人に限って銀行カードローンの審査にパスすると、ろくに金利などの詳細を見ることも無くキャシングしてしまいます。

ところが、今の時代、銀行カードローンと消費者金融会社カードローンに違いはありません。消費者金融会社大手のアコムとプロミスがメガバンクの傘下に入ったのを皮切りに、多くの消費者金融会社は銀行の傘下に入りました。
また、銀行は銀行本体のカードローンの保証会社に系列の消費者金融会社系の保証会社を据えて、実質的な審査を丸投げし貸し倒れの責任を傘下の消費者金融会社に押し付けています。つまり、銀行カードローンと多くの銀行系列の消費者金融会社カードローンは全く同じものなのです。


銀行カードローンの金利は低いと思われている

 

一般的に銀行カードローンの金利消費者金融会社カードローンの金利よりも低いと思われていますが、実質的には殆ど変わりません。例えば、銀行最大手の三菱東京UFJ銀行カードローンの適用金利は年率1.8%~14.6%となっています。
一方、消費者金融会社最大手のアコムカードローンの適用金利は年率3.0%~18.0%で、
プロミスカードローンの適用金利は年率4.5%~17.8%となっています。
したがって、最優遇の下限金利で年率1.2%~2.7%の違いがありますが、利用者全体から見ると最優遇の下限金利で借りられる利用者が何パーセントいるというのでしょうか?恐らく数パーセントもいない筈です。また、上限金利で3.2%~3.4%いずれも三菱東京UFJ銀行カードローンの金利が下回っていることは事実です。
しかしながら、最も利用者の多い100万円以下のカードローンの適用金利三菱東京UFJ銀行カードローンでも上限の14.6%近辺で、アコム・プロミスの場合も上限の18%近辺の金利が適用され実質的に大きな金利差はありません。
つまり、実際には銀行カードローンの金利消費者金融会社カードローンの金利に大きな差は認められません。
     

銀行だから厳しい取り立ては無いと思われている

 

そして、もう1つ銀行カードローンは消費者金融会社カードローンに比べ、厳しい取り立ては無いと思われています。それは、どうしても明るく公正な銀行のイメージと過去の「サラ金地獄」の消費者金融会社のイメージが違うからです。
ところが、銀行カードローンの場合も返済が遅れると勤務先や自宅に電話が掛かってきますし担当者が訪ねて来ることも有り得ますので、銀行カードローンの対応が消費者金融会社カードローンの対応に比べ優しいということはありません。
もちろん、今の時代は「サラ金地獄」の時の様な深夜の取り立てや、恐喝まがいの取り立ては貸金業法で禁止されていますので有り得ないことですが。


銀行カードローンは総量規制の枠外であること

 

そして、利用者が消費者金融会社よりも銀行カードローンを選ぶ最も大きな理由は、
銀行カードローンは総量規制の枠外であることです。したがって、消費者金融会社のカードローンの借入枠が一杯になった多重債務者は、銀行カードローンを最後の拠り所にしています。上記の様な利用者が銀行カードローンを選ぶ4つの理由は早急に解消されなければなりません。

 

あなたは浪費家?ドケチ?絶対当たるお金の心理テスト3選
http://即日のカードローン.com/mamechishiki/shinritest/

 

 

メガバンクの業績は4期連続で減益予想だが高水準の利益を確保している

マイナス金利政策が続く中で収益の確保が難しくなっているというのがメガバンク金融庁の言い分ですが、今2018年3月期のメガバンクの業績は4期連続で減益予想と言いながら利益水準は高水準を維持しています。アナリストによるメガバンクの業績予想と過去の利益水準から見た現在の水準を解説します。


邦銀3メガ:今期やや減益見通し、4年連続減少に-アナリスト予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-11/OPQ2CP6JTSE801


アナリストは今2018年3月期で4期連続で減益予想になると予想

 

ブルームバーグのデータによりますと、
トップアナリスト17人が予想する三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガバンクグループの前2017年3月期純利益予想平均は、3メガバンクグループ合計で前期とほぼ同水準の2兆2,654億円となっています。また、同じく今期予想は1.4%減の2兆2,340億円と、やや、減益になると予想しています。
トップアナリスト17人は日本銀行が導入したマイナス金利政策による利ざや縮小の影響は落ち着いてきましたが、国際的な地政学的リスクなどの不確実性から各グループとも会社目標は保守的に設定すると予想しています。
3メガバンクグループ合計の今期予想2兆2,340億円の内訳は、三菱UFJフィナンシャル・グループが9,791億円、三井住友フィナンシャルグループが6,900億円、みずほフィナンシャルグループが5,649億円となっています。3メガバンクグループは5/15日夕に今期業績予想と前期決算を発表する予定です。


金融庁の見方

 

金融庁が昨年9月にまとめた「金融レポート主なポイント」によりますと、3メガバンクグループの業績について低金利が続く中で、規模拡大による収益確保はより難しくなっていると報告しています。
また、3メガバンクグループは利ざや縮小の中で融資利息などの資金利益や手数料の減少が続いており、収益源の多様化が課題となっているとも指摘しています。
これらの金融庁が見る非常に表面的な見解としか思えない「金融レポート主なポイント」に対して、民間からは以下の様な指摘が可能です。


過去のメガバンクの利益水準と比べると

 

3メガバンクグループの現在の利益水準と過去の利益水準を比較するため、それぞれのグループの過去最高益を調べてみました。
三菱UFJフィナンシャル・グループの過去最高益は2015年3月期の純利益1兆338億円で、三井住友フィナンシャルグループの過去最高益は2014年3月期の純利益8,354億円で、みずほフィナンシャルグループの過去最高益は2014年3月期の純利益6,884億円となっています。
したがって、今2018年3月期の純利益は三菱UFJフィナンシャル・グループは過去最高益の94.7%の水準で、三井住友フィナンシャルグループは過去最高益の82.6%の水準で、みずほフィナンシャルグループは過去最高益の82.7%の水準を確保しています。
つまり、各グループともに4期連続で減益予想を強調していますが、実は過去最高利益に対して8割から9割の高水準の利益が確保できているのです。このマイナス金利政策が続く最中にです。


マイナス金利政策による利ざや縮小の影響は既に無くなっている

 

日本銀行が導入したマイナス金利政策による利ざや縮小の影響で、大手銀行の収益は厳しいというのが一般的な見方です。しかしながら、上記の通りマイナス金利政策により利ざやは縮小しているとはいえ、3メガバンクグループの現在の利益水準は過去最高益の8割から9割の高水準の利益が確保されています。

そのことは大企業への融資に頼っていた銀行のビジネスモデルが、大きく進化しつつあることを物語ります。例えば、最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループの核である三菱東京UFJ銀行のホームページを見ますと、法人向けの資金調達のページで上から次の様な項目の案内がラインナップされています。

債権流動化/アセットファイナンス
シンジケートローン
私募債での資金調達
外債での資金調達
電子記録債権を活用した業務効率化
電手決済サービス「でんさいSTATION」
LBOMBOM&Aファイナンス
PFI(官民共同の公共施設整備・運営事業)
船主ファイナンス
プロジェクトファイナンス
不動産ファイナンス
制度金融

これらの中でも私募債での資金調達や外債での資金調達・LBOMBOM&Aファイナンスなどは銀行業務と言うよりは証券業務に近く、最もピッタリ来る表現は「投資銀行業務」という表現です。
つまり、現在のメガバンクは従来の預金や貸付の銀行業務から上記の「投資銀行業務」に軸足を移しており、「投資銀行業務」からの各種手数料収入が右肩上がりに増えています。したがって、大企業向けの大口融資が減っても今のメガバンクには関係無い訳で、この傾向は今後ますます強まると考えられます。
 

カードローン金利の引き下げ原資は豊富

 

上記の通り現在のメガバンクにとり大企業向けの大口融資や、個人向けの無担保カードローンの金利で稼ぐ時代はとっくに過ぎ去っています。しかも、メガバンクにはビジネス以外に社会貢献も求められている時代に、一部で社会問題化している高金利のカードローンによる自己破産者や多重債務者増加問題は放置できない筈です。
そこで、全国の銀行に範を示す意味でもメガバンクは、早急にカードローン金利を引き下げるべきでその原資は豊富な筈です。特に、最も利用者が多い100万円以下のカードローン金利を大幅に引き下げ、メガバンクの意地を示して欲しいものです。

 

3メガ銀、頭痛の種は… 三井住友・フィンテック みずほ・米規制の行方 三菱UFJ・中国のリスク
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC09H1D_Z00C17A5EE9000/

銀行カードローンに見る大き過ぎる預貸金利差

基本的に銀行は集めた預金を貸出に回しその預金金利と貸出金利の差である預貸金利差が、銀行の収益となるビジネスモデルを取っています。
したがって、当然のことながら、預金金利が下がれば貸出金利も下がるのが道理で、
ゼロ金利の最中、企業向け貸出金利や住宅ローン金利は預金金利の下げに連動して史上最低の低金利状態となっています。
ところが、銀行カードローンの金利については、この様な理屈が全く通じない様で銀行カードローン金利は実質的にはほとんど下がっていません。どうして銀行カードローン金利は下がらないのか、或は、下げなくても良いのか考えます。 


消費者金融を上回る貸付総額 銀行カードローンの落とし穴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/204402/1


メガバンクの企業向け貸出金利と住宅ローン金利の現状

 

一般的に大企業向けの貸出金利は個別契約となりますので、メガバンクは大企業向けの貸出金利を公表している訳ではありません。
そこで、銀行全体の企業向け貸出金利を見ますと、年率1.50%未満の金利が全体の4分の3を占めている模様です。その中で大企業向けが中心となる都市銀行の貸出金利の平均は0.50%前後で、地方の中堅企業向けが中心となる地方銀行の貸出金利の平均は1.16%前後となっています。また、中小企業向け融資専門の日本政策金融公庫の貸出金利は、年率1.21%~1.50%(5年~20年)となっています。
したがって、最も低い大企業向け最優遇貸出金利が年率0.50%前後、一般企業向け貸出金利が年率1.16%前後、中小企業向け貸出金利は年率1.21%~1.50%程度と見られ十分にゼロ金利政策の恩恵を受けていると言えます。


メガバンク住宅ローン金利の現状

 

また、メガバンクの住宅ローン金利は最大手の三菱東京UFJ銀行のプレミア住宅ローン金利を見ますと、固定金利3年の場合は年率0.55%で固定金利10年の場合も年率0.70%と企業向け貸出金利と同様に十分にゼロ金利政策の恩恵を受けていると言えます。
また、三井住友銀行の住宅ローン金利は変動金利型から固定金利特約型10年までいくつかのタイプがありますが、金利は年率で0.625%~1.50%となっており十分にゼロ金利政策の恩恵を受けていると言えます。         
同様にみずほ銀行住宅ローン金利は変動金利が年率0.625%~1.075%で、固定金利は年率0.70%~1.60%(2年~20年)で、やはり、十分にゼロ金利政策の恩恵を受けていると言えます。 


メガバンクのカードローン金利の現状

 

一方、メガバンクのカードローン金利は以下の通りです。
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」金利年率で1.8%~14.6%、
三井住友銀行カードローン金利年率で4.0%~14.5%、
みずほ銀行カードローン金利年率で3.0%~14.0%となっています。
一応、各行とも同様に下限金利は年率1.8%~3.0%と十分にゼロ金利政策の恩恵を受けている様に見せていますが、上限金利は年率14.0%~14.6%とそれほど下がっていないのが現状です。しかも、利用者数が最も多い100万円以下の適用金利は、上限金利か上限金利に近い金利が適用されています。
つまり、一般的なカードローン利用者はカードローン金利の引き下げの恩恵を殆ど受けていないのが現状で、普通預金金利が0.001%の中でカードローン金利が14%としますと、カードローン金利は実に普通預金金利の14,000倍の金利を取っていることになります。


メガバンクのカードローンのコストは?

 

もともと、個人向けカードローンは無担保で保証人も不要ですから、銀行のコストが高いのでカードローン金利も高いという理屈です。
そこで、ざっくりメガバンクのカードローンのコストを探ってみますと、まず、貸倒に備えた貸倒引当金を費用として積み立てなければなりません。一般的に貸倒引当金の法定繰入率は相手先により0.3%~1.3%となっています。

2つ目のコストはメガバンクが保証会社に払う保証料です。
現在、メガバンクのカードローンの保証は全て消費者金融会社系の保証会社が保証しており、メガバンクは融資額の1%程度の保証料を支払っていると考えられます。
この保証料はカードローン金利の中に上乗せされて含まれていますので、別途、利用者が支払う必要はありません。

3つ目のコストはメガバンクのカードローン業務に関わる人件費や固定費などの販売管理費です。メガバンクの業務純益に占める販売管理費の比率を見る必要がありますが、
ここでは一般的な30%という数字を考えておきます。
したがって、ざっくりメガバンクのカードローンのコストを考えた場合、総コストは多く見積もっても32%前後と考えられます。つまり、カードローン金利を14%と考えますと、その32%に相当する4.4%程度がコストで残りの9.6%程度が利益と考えられます。


3メガバンクの前2017年3月期純利益予想合計は2兆1,500億円

 

一方、前2017年3月期純利益予想は三菱UFJフィナンシャルグループが連結ベースで8,500億円の黒字予想、三井住友フィナンシャルグループは連結ベースで7,000億円の黒字予想、みずほフィナンシャルグループは連結ベースで6,000億円の黒字予想で合計2兆1,500億円の黒字予想となっています。
3メガバンクともにゼロ金利政策の中で預貸金利差が縮小し厳しい減益決算と言いながらも、各種手数料収入や投資銀行関連業務の収入などで高水準の利益を確保していると言えます。


メガバンクのカードローン業務は儲け過ぎ

 

ここまで述べてきました様にゼロ金利政策の中で企業向け貸出金利や住宅ローン金利は十分に下がっていますが、実質的なカードローン金利は殆ど下がっていません。
カードローン金利で大きく下がっているのは融資額が500万円を超える部分の適用金利だけです。果たして、メガバンクのカードローンで500万円のキャッシングを利用する顧客が、全体の何パーセントいるというのでしょうか?
カードローン利用者の殆どは100万円以下のキャッシングを利用する顧客で、100万円以下のキャッシングの適用金利は14%前後と高止まりしています。
一方で3メガバンク合計で前2017年3月期純利益予想合計は2兆1,500億円の黒字です。
3メガバンクは早急に100万円以下のカードローン適用金利を引き下げるべきです。

 

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